今年は中学校の教科書の改訂の年! 4年前の改訂でも英語は一番大きな変化があった教科。中学校卒業までに扱う英単語の数がいきなり2倍に大幅アップ!英文法もそれまでは高校で学習していた内容の一部が中学生の学習内容になりました。
では今回の改訂はどうでしょうか?またまた5教科の中では英語の教科書の内容が一番変化が多いようです〜😅
新たな教科書についての勉強会に行ってきたので、まずは以下に考えられる変更点をまとめてみました。
①語彙の取り扱いに変化あり!
中学校卒業時までの発信語彙(読み書きを習得させる語数)が最大20%減も掲載総語彙数は変わらず。前回改訂からの語彙数の増加により単語の習得に手を焼くとの現場の声に対応。
②学校の授業形態(と先生の働き方)を変える隅々まで行き届いたデジタルコンテンツ!
板書授業が消える??端末で解説動画を見ながら文法知識の習得。宿題はデジタルコンテンツで?授業では協働学習をメインに展開する方向?
③長文掲載は現教科書よりも控えめに!
500語程度の読解文章が主流。読む力も段階的な養成へ。思い切った語数の長文よりも読みごろの文へ → 内容理解を優先(入試よりも短い文をと明言)
④「読む」/「書く」に加えて【聞く】/【話す】の扱いをさらに整備!
4技能5領域を使った活動を各単元で継続的に展開。常に4技能5領域で捉える学習へ。帯活動教材で細切れ時間を活用。各学年を通じて継続的に使える課題で【話す】を強化 。
色々な変更点を見ていると、学校の授業は「往来の教授型の指導時間から協働学習時間へ変化」していくのかもしれませんね。
ただ…予想される問題点もいくつか💦 まず第一に、協働学習にはしっかりとした基礎力と高度な応用力が不可欠。理解が不十分な生徒は置いて行かれてしまいます。そして【話す】をきちんと扱える先生はかなり少数なのではないでしょうか〜。各ユニットの文法説明もモバイルコンテンツを見せて理解を促すようです。4年前の改訂以降、文法説明をほとんどしなくなった学校もあります。そんなこともあり、なんとな〜く英語を理解している生徒さんが最近は本当に増えました。なんとな〜くなので応用が効かないし、高校英語には全く役立ちません。
中学校の教科書はこうして4年ごとに改訂があり、いろいろ見直されるのは本当に素晴らしいことなのですが、高校の英語は相変わらず何十年も前からあまり変わらず。小さな頃から英会話スクールに通い、中学卒業までは英語が得意だった子でも、高校に入った途端に定期テストでは平均点を取るのがやっと、になる事もとても多いです。それほど中学校までの英語と高校英語は差があるんですよね〜。
実際に新たな教科書での授業が始まるのは春。大きな変化があるのでしょうか?
K’s English Houseではこれまでと変わらず「英語教育は小学校から大学入試までを通して考える!」と保護者さまにお伝えしています。K’s English House の講師ならキャリア25年!「〜高校に合格するための英語力」又は、「〜大学に合格するための英語力」、など、これまでの経験からそれぞれの生徒さんに足らない所がしっかりと見極められます。「小学校の時は英語は得意だったのだけど…」とか、「中学校までは英語が得意だったのだけど… 」とならないように常に先を意識して指導しています。
K’s English Houseでは中学や高校文法クラス以外にも、入試対策クラス、一般英会話クラス、などのクラスが。是非お気軽に体験レッスンにお越しくださいね😊